● ● ● ● 大門みきし Daimon Mikishi  ● ● ● ●

◆2001年9月6日〜18日 IPU(列国議会同盟)に参加
 2001年9月9日より14日まで、西アフリカのブルギナファソの首都ワガドゥグで開催された第106回IPU会議に参加しました。IPU会議というのは、世界の国会議員の代表が一同に会し、経済、社会、社会問題などさまざまなテーマにもとづいて、話し合うものです。参加国は112カ国、参加者数は950名。会議の会期は当初15日まででしたが、米国で発生したテロ事件を受けて会期は1日短縮されました。
 日本代表団は、瓦力衆議院議員を団長、日出英輔参議院議員及び額賀福志郎衆議院議員を副団長として、他に衆議院から5名(日野市朗、伊藤忠治、茂木敏充、上田勇、望月義夫)、参議院から2名(続訓弘、大門実紀史)の計10名の議員で構成されました。
 今回のテーマは、
 @ 世界の政治、経済及び社会情勢に関する一般討議(各国代表の演説)
 A 未来の社会を担う児童の保護と尊重(本議題は前回のハバナ会合で日本が提案し、採択されたもの)
 B 国民の健康及び経済的・社会的・政治的発展を深刻な危機にさらし、多くの国家の存続そのものを脅かすHIV/エイズ及びその他の伝染病と闘う緊急の行動。
 C 追加議題:占領されたアラブ・パレスチナの人々、特に非武装市民の保護への議会人の貢献。
 D 緊急追加議題:米国における9月11日のテロ攻撃への非難
 でした。
「一般討議」に関しては本会議で各国代表が演説し、その他の議題については関係委員会で討議の上決議案がまとめられ、14日の本会議で採択されました。緊急追加議題については「宣言」が採択されました。会議では、アラブ・イスラエル紛争、米国におけるテロ事件が議論に大きな影を落しました。
 大門実紀史は、Bのテーマを扱う第三分科会に参加、「今やエイズ治療薬は単なる商品ではなく「国際的公共財」となっている。各国政府と製薬業界は、開発途上国へ安価に供給すべきである」旨の演説をしました。
 会議の合間には、植林事業の現地を訪問、日本の海外青年協力隊の青年たちから実情を聞きました。また、日本援助で建設された現地の小学校を視察しました。
 (感想)
 世界の国会議員が党派をこえて話し合うIPU会議は、大事な国際会議であると思いました。
 アメリカのテロ事件が会場に伝わったとき、アラブ諸国もヨーロッパの国々の代表も、異口同音に怒りと非難の声をあげ、「非難決議」を採択しました。国際社会が一致団結すれば、テログループを追い詰めることができると確信しました。しかし、アメリカが報復戦争を決定したあとは、各国代表の間に微妙な溝が生じ始め、その後の展開を予感させるようなギスギスした会議の雰囲気になり、アメリカのパレスチナへの対応を非難する発言も相次ぎました。国際協力によるテロリストへの制裁、裁きの道をいち早く投げ捨て、報復の軍事行動に走ったアメリカの姿勢が残念でなりません。
 海外青年協力隊の青年たちには、感動させられました。見知らぬ土地で、現地の人々のくらしを少しでも良くしようと献身的に頑張る若者たちの姿には、本当に頭が下がる思いでした。苦しいことも辛いこともあるだろうに、みんな明るく目がものすごく輝いていました。写真の青年協力隊員で植林指導をしている河合庸展(かわいつねひろ)君とは、その後もメールのやりとりをしています。
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