● ● ● ● 大門みきし Daimon Mikishi  ● ● ● ●


■2008年5月9日  財政金融委員会(道路財源特例法)
「再議決は言語道断」と反対討論。野党が反対し政府案は否決
○大門実紀史君 日本共産党を代表して、道路財源特例改正案について反対の討論を行います。
 討論に先立って、本日の採決について一言申し上げます。
 本法の審議時間は、衆議院では二十時間五十五分ですが、参議院では全体でわずか六時間にすぎません。衆議院の三分の一以下の審議時間で早くも採決を迎えることは、参議院の役割を果たしたとは到底言えません。しかも、来週には政府・与党は、本院で否決されるであろう本法案を衆議院で再可決する姿勢であります。本院の意思表示はどの世論調査を取っても国民多数の声であることを真摯に受け止め、再可決など絶対にすべきでないということを、この際強く主張しておきます。
 本法案に反対する理由を述べます。
 本法案は、多大な無駄を生んできた道路特定財源の根拠となる法案であり、また総額削減ありきの道路中期計画の根拠法でもあります。したがって、再三審議でも指摘されてきたように、本法案は来年度から道路特定財源を一般財源化するという総理提案、そして政府・与党提案とも根本的に矛盾をします。来年度から本気で一般財源化するならば、本法案を成立させる意味は全くありません。しかも、本法案は、四月一日に失効し、既に現在、道路特定財源は法律的には一般財源化された状態にあります。政府が本気で来年度から一般財源化する気があるなら、今年度からガソリン税等を社会保障や教育などの国民生活予算、また本当に必要な道路建設などに振り替える所要の措置をとれば済むことであります。にもかかわらず、何ゆえわざわざ道路特定財源という仕組みそのものを復活させ、この先十年も特定財源を維持する法案を、与党として何ら修正の努力もせず、しかも再可決までしようとするのか、言語道断の所業と言わざるを得ません。
 今、国民生活は貧困と格差の拡大、相次ぐ負担増、物価高騰で極めて苦しい状態にあります。このときに政治が考えるべきことは、国民の暮らしを助けることです。道路特定財源はきっぱり廃止し、直ちに一般財源化し、財源を国民の暮らしを直接応援する予算に振り向けることを強く主張して、反対討論を終わります。

○委員長(峰崎直樹君) 他に御意見もないようですから、討論は終局したものと認めます。
 これより採決に入ります。
 道路整備費の財源等の特例に関する法律の一部を改正する法律案に賛成の方の起立をお願いいたします。
   〔賛成者起立〕

○委員長(峰崎直樹君) 少数と認めます。よって、本案は賛成少数により否決すべきものと決定いたしました。
 なお、本案の審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○委員長(峰崎直樹君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
 本日はこれにて散会いたします。
   午後五時十五分散会
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